廃棄物ゼロ農業を可能にする新しい生分解性ポリマー
業界初となる生分解性ポリマーコーティングを施したSABIC(サビック)の尿素は、持続可能性に優れた農業の発展を支える最新技術のひとつです。
これまでの歴史を通じて、農業は画期的なイノベーションによって進化してきました。 ですが、そのメリットには代償が伴うことがあります。 例えば尿素肥料は、生産量を上げるのに非常に効果的ですが、農家の費用負担が大きく、雨で洗い流されると環境汚染を引き起こす可能性があります。
こうした問題の解決策となるのが、放出制御型の尿素肥料です。 肥料にポリマーコーティングを施すことで、必要な場所に必要なタイミングでの施肥が可能になり「精密農業」が実現します。 その結果、廃棄物やコストの削減、環境負荷の低減が期待できます。 しかし、それだけでは完璧なソリューションとは言えません。 生分解しないポリマーを使用した製品の場合、肥料としての役目を終えた後、コーティング自体が環境汚染の原因となるおそれがあります。
SABIC(サビック)はそこに可能性を見出しました。 肥料メーカー各社と農家の協力のもと、私たちは他社に先駆け、放出制御型の肥料に認定済み生分解性ポリマーを採用し、 狙い通りの適正な施肥と、環境負荷の低減を実現。 現在SABIC(サビック)は協力企業と共に、この新しいコンセプトを、市場性のある世界トップレベルのイノベーションに転換するためのデザインおよびプロジェクトエンジニアリングの開発に取り組んでいます。
コラボレーションの力が、持続可能な農業を進化させる次なるブレイクスルーを後押ししています。