未来の食糧確保のために農家と力を合わせて
増加する人口の食糧需要に対応するために、世界中の農家が、農業慣行の改善、植物や動物の遺伝子学、肥料などをはじめ、生産高を向上させるためのさまざまなイノベーションに注目しています。
これら新戦略のいずれにも、最も安定性の高い肥料で食物を安全に栽培することへの責任が常に伴います。
SABIC(サビック)の農業肥料開発者は、農家との協力により、これらの責任を果たした上で、作物の収穫量を最大化可能な、窒素系肥料の革新に取り組んでいます。
アンモニアの揮発性が低いと、農家が肥料を安定した状態で保存できると同時に、使用に際しても安全です。
浸出率を低く抑えれば、農地から肥料の流出を減少させることができ、給水源の保護につながります。
どうすれば農業と財源を支える主要作物の栄養供給効率を高められるでしょうか。
リヤドのキングサウード大学とのコラボレーションによる研究プロジェクトの一環として、SABICは、世界の人口増加に対応できる食糧供給ソリューションに取り組んでいます。
この取り組みは、中東地域やその周囲の農作困難な環境条件に苦しむ農家のために、重要な課題に直接対応できるスマート肥料の開発に始まりました。
ナツメヤシなどの主要作物を何年も栽培し続けると、その収穫量や品質に変動をきたすリスクがあります。
この解決策として、SABICはナツメヤシの需要に合わせた肥料の開発を援助しました。農家はこれを活用して収穫高を20%増やすと共に、安定した品質の作物を一定量生産することに成功しました。
農家の作業時間を短縮する合理的なテクノロジーによって、一つのアプリケーションで、作物に必要な4つの重要栄養素も必要な比率で配合可能です。
SABICパートナーシップは、さらに生産性の高い未来の農家を実現すべく、より安定した肥料配合をもたらしました。